人工芝と天然芝の違い12個比較!どっちがいい?迷う…
自宅の庭に芝生を敷説される方は、公園にあるようなきれいな天然芝をイメージして作りたいと思う方も多いでしょう。しかし、きれいに生えそろっている天然芝は、水やりや草むしりなど、こまめなメンテナンスが必要となります。
そこで天然芝のような雑草が生えてくる心配もなく、細やかなメンテナンス不要の人工芝を導入してみませんか?
ここでは、天然芝と人工芝について押さえておきたいポイントと、それぞれのメリット・デメリットについて、両者を比較しながらご紹介していきます。
目次
人工芝の特徴
人工芝は、天然芝のような見た目を保ちながら、水やり・芝刈り・施肥といった日常管理が不要な点が大きな特徴です。
雑草が生えにくく、泥はねやぬかるみも起きにくいため、庭やベランダ、駐車場など幅広い場所で活用されています。
近年はクッション性や排水性、耐久性に優れた製品も多く、ペットや子どもがいる家庭でも使いやすい素材として注目されています。
天然芝の特徴
天然芝は、生きた植物ならではの自然な風合いや香り、四季による色味の変化を楽しめる点が大きな特徴です。
夏は地表温度を下げ、照り返しを抑える効果があり、庭全体に涼しさをもたらします。
一方で、定期的な芝刈りや水やり、施肥、雑草対策などの管理が必要で、手間と時間がかかります。
人工芝と天然芝の違い12個を比較

①見た目・景観
| 人工芝 | 天然芝 |
| 一年中緑色を維持できる 色ムラがほとんど出ない 芝丈が均一で整って見える 季節による変化がない |
自然な色合いと質感がある 季節ごとに表情が変わる 生育状況でムラが出る 枯れやすい時期がある |
人工芝は常に安定した景観を保てる点が最大の強みです。施工直後から完成形の見た目を実現でき、管理状態による見た目の差が出にくいのが特徴です。
一方、天然芝は生きた植物ならではの自然な風合いがあり、四季による色の変化を楽しめます。ただし、天候や手入れの影響を受けやすく、理想的な景観を維持するには管理の質が大きく左右します。
②手入れ・管理の手間
| 人工芝 | 天然芝 |
| 芝刈りが不要 水やりが不要 肥料を与える必要がない 害虫対策がほぼ不要 |
定期的な芝刈りが必要 水やりが欠かせない 肥料散布が必要 病害虫対策が必要 |
人工芝は設置後の管理が非常に楽で、日常的な作業は落ち葉やゴミの除去程度です。忙しい家庭や高齢者世帯でも維持しやすい点が評価されています。
対して天然芝は成長に合わせた芝刈りや散水、施肥など継続的な管理が必要です。その分、育てる楽しさや達成感を得られますが、手間を負担に感じる人も少なくありません。
③初期費用
| 人工芝 | 天然芝 |
| 芝材や下地工事費がかかる 防草シートが必要 施工費がかかる 初期投資が大きい |
芝生自体が安い DIYしやすい 施工費を抑えやすい 初期費用が低い |
人工芝は芝材自体の価格に加え、整地・防草・排水処理など下地工事が必須となるため初期費用が高くなりがちです。
一方、天然芝は芝生の価格が安く、DIY施工もしやすいため導入コストを抑えられます。
ただし、初期費用だけで判断すると後々の維持費で差が逆転する可能性があります。
④ランニングコスト
| 人工芝 | 天然芝 |
| 水道代がかからない 肥料代が不要 維持費が安い 張り替えまで費用が発生しにくい |
水道代がかかる 肥料代が継続的に必要 維持費がかかる 長期的にコストがかかる |
人工芝は設置後に水や肥料を必要とせず、芝刈り機や除草剤などの維持用品も不要なため、日常的なランニングコストがほぼ発生しません。
長期間使用する前提では、管理費用が一定に抑えられる点が大きなメリットです。
一方、天然芝は水やりによる水道代、肥料・除草剤の購入費、芝刈り機のメンテナンス費などが継続的に発生します。
初期費用は安くても、年単位で見るとトータルコストが高くなりやすい点に注意が必要です。
⑤耐久性・寿命
| 人工芝 | 天然芝 |
| 耐用年数が決まっている 紫外線で劣化する 摩耗で寝やすくなる 張り替えが必要 |
再生力がある 踏圧に弱い 病気で枯れることがある |
人工芝は紫外線や摩耗の影響を受け、使用年数とともに芝が寝たり色あせたりします。そのため、耐用年数(おおよそ8〜15年)を迎えると張り替えが必要になります。
天然芝は消耗品ではなく生きた植物であるため、踏圧や病害で傷んでも再生する力があります。ただ、適切な芝刈りや施肥、土壌管理が必要です。
⑥夏場の温度
| 人工芝 | 天然芝 |
| 表面温度が高くなりやすい 直射日光で熱を持つ 素足で歩きにくい 散水で一時的に冷却できる |
地表温度が上がりにくい 蒸散作用がある 周囲を涼しくする 真夏でも歩きやすい |
人工芝は素材が熱を吸収しやすく、真夏の直射日光下では表面温度が非常に高くなります。特に黒い下地やゴムチップ入り製品では、素足で歩けないほど高温になることもあります。
天然芝は水分を保持し、蒸散作用によって周囲の熱を放出するため、地表温度の上昇を抑える効果があります。夏場の快適性や庭での過ごしやすさを重視する場合、天然芝の方が体感温度は低くなります。
⑦クッション性・安全性
| 人工芝 | 天然芝 |
| 下地次第で硬さが変わる 製品ごとに踏み心地が違う 転倒対策が可能 施工品質に左右される |
地面の柔らかさが残る 転倒時の衝撃が少ない 雨後は滑りやすい 踏圧で硬くなることがある |
人工芝のクッション性は芝そのものよりも下地構造に大きく左右されます。防草シートの下に砕石やゴムマットを敷くことで衝撃吸収性を高めることが可能ですが、施工が不十分だと硬く感じる場合もあります。
天然芝は土壌と芝葉が自然な弾力を生み、転倒時の衝撃を和らげます。ただし、踏圧が集中すると地面が固くなり、安全性が低下する点には注意が必要です。
⑧雑草対策
| 人工芝 | 天然芝 |
| 雑草が生えにくい 防草シートと相性が良い 除草作業がほぼ不要 隙間から生える場合がある |
雑草が混在しやすい 定期的な除草が必要 管理不足で雑草優勢になる 手間がかかる |
人工芝は防草シートと併用することで、雑草の発生を大幅に抑えられます。日常的な草取りがほぼ不要になるため、雑草管理のストレスから解放される点が大きな利点です。
ただし、施工時の隙間や端部から雑草が生える可能性はあります。
天然芝は芝が密生すれば雑草を抑制できますが、管理不足だと雑草が優勢になりやすく、定期的な除草作業が欠かせません。
⑨雨・排水性
| 人工芝 | 天然芝 |
| 排水穴に依存する 下地次第で水たまりができる 勾配設計が重要 雨後すぐ使える |
土壌が水を吸収する 排水不良だとぬかるむ 土質改良で改善可能 大雨で荒れやすい |
人工芝の排水性は芝裏の排水穴と下地の透水性に依存します。下地整備や勾配設計が不十分だと、水たまりやぬかるみが発生する原因になります。
一方、天然芝は土壌が雨水を吸収・浸透させるため、適切な土質であれば自然な排水が可能です。ただし、粘土質の地盤では排水不良を起こしやすく、土壌改良が必要になる場合があります。
⑩ペットとの相性
| 人工芝 | 天然芝 |
| 掘られにくい 掃除がしやすい 臭いが残りやすい場合がある 耐ペット仕様がある |
掘られやすい 尿で枯れることがある 臭いが残りにくい 管理が難しくなる |
人工芝は掘られにくく、排泄物の掃除がしやすいため、飼い主にとって管理しやすい素材です。ただし、夏場の高温や尿による臭い残りが課題になることがあります。
天然芝は犬や猫が好む自然な感触がありますが、掘り返されたり尿で部分的に枯れたりしやすく、管理難易度が上がります。ペットの行動特性と管理負担のどちらを重視するかで適性が分かれます。
⑪利用シーンの幅
| 人工芝 | 天然芝 |
| ベランダに使える 屋上施工が可能 室内装飾にも使える 用途が広い |
土地が必要 庭向け 公園・校庭向き 屋内不可 |
人工芝は土がなくても施工できるため、ベランダや屋上、駐車場周り、屋内ディスプレイなど幅広い場所で利用できます。用途の自由度が高く、制限が少ない点が大きな強みです。
天然芝は基本的に地面と日照が必要なため、庭や公園など屋外の限られた場所での利用に限定されます。設置環境の制約が少ないのは人工芝です。
⑫向いている人
| 人工芝 | 天然芝 |
| 手間をかけたくない 忙しい家庭 見た目重視 管理が苦手 |
育てるのが好き 自然志向 管理を楽しめる 庭仕事が苦にならない |
人工芝は、庭の管理に時間をかけたくない人や、見た目を安定して保ちたい人に向いています。仕事や子育てで忙しい家庭、管理作業が負担になる人に適した選択肢です。
天然芝は、芝の成長や手入れそのものを楽しめる人、自然との関わりを重視する人に向いています。性能差よりも、ライフスタイルとの相性が最終的な満足度を左右します。
人工芝と天然芝の値段は?どっちが安い?
| 人工芝 | 天然芝 | |
| 初期費用 | 高い | 安い |
| 維持費 | 安い | 高い |
人工芝と天然芝の値段を比較すると、人工芝は初期費用が高いものの維持費は安く済みます。天然芝は初期費用が安く済むものの維持費が高くつきます。
天然芝は、肥料・除草剤などの費用がかかるだけでなく、管理に時間がかかるのが難点です。
トータルでどちらが安いかですが、長期間で見ると人工芝のほうが安いと言えます。
人工芝と天然芝の両方はあり?
人工芝と天然芝を場所ごとに使い分けて施工することは十分に可能です。
たとえば、手入れの手間を減らしたい通路や庭の一部は人工芝、景観や涼しさを重視したい主庭は天然芝とするケースがあります。
実用性と自然さを両立できる点がメリットです。
ただし注意点として、境界部分の納まりや排水計画を適切に行わないと、見た目の違和感や水たまりの原因になります。
また、人工芝と天然芝では下地構造や管理方法が異なるため、同時施工では全体設計が重要です。
経験のある施工業者に相談し、将来の管理負担まで含めて計画することが失敗を防ぐポイントです。
サッカーの人工芝と天然芝の違い
| 項目 | 人工芝 | 天然芝 |
| ピッチ状態 | 天候に左右されにくい | 雨・使用頻度で劣化 |
| ボールの転がり | 速く安定しやすい | 状態により変化 |
| クッション性 | やや硬め(下地次第) | 柔らかく衝撃が少ない |
| 身体への負担 | 足腰に負担が出やすい | ケガのリスクが低め |
| 使用頻度 | 高頻度利用が可能 | 使用制限が必要 |
| 維持管理 | 比較的容易 | 高度な管理が必要 |
人工芝は雨天後でも安定したピッチを保てるため、練習や大会を高頻度で行える点が強みです。
一方、天然芝はクッション性が高く、スライディング時の衝撃が少ないため、選手の身体への負担が軽減されます。
ただし、芝の状態管理が難しく、天候や使用量に大きく左右されます。競技レベルや利用目的に応じた選択が重要です。
野球の人工芝と天然芝の違い
| 項目 | 人工芝 | 天然芝 |
| グラウンド状態 | 天候に左右されにくい | 雨でぬかるみやすい |
| イレギュラーバウンド | 起きにくい | 起きやすい |
| 足腰への負担 | やや大きい | 比較的少ない |
| スライディング | 摩擦が大きい | 衝撃が少ない |
| 使用頻度 | 連日使用可能 | 休養期間が必要 |
| 維持管理 | 管理が容易 | 専門的管理が必要 |
人工芝は均一なグラウンド状態を保ちやすく、雨天後でも試合や練習を行えるため、使用頻度の高い球場に向いています。
一方、天然芝はクッション性が高く、走塁や守備時の足腰への負担が少ない点が魅力です。
ただし、天候や使用状況によって状態が変化しやすく、維持管理には高度な技術とコストが必要になります。用途や選手の安全性を踏まえた選択が重要です。
人工芝と天然芝で迷うときの決め手
①管理にかけられる「時間と手間」
人工芝と天然芝の最大の分かれ目は、日常管理にどれだけ時間と手間をかけられるかです。
人工芝は芝刈り・水やり・施肥が不要で、掃除程度の手入れで景観を維持できます。一方、天然芝は定期的な芝刈りや水やり、雑草対策が欠かせません。
庭づくりを「楽しみたい」のか、「手間を減らしたい」のかを明確にすると選びやすくなります。
②初期費用ではなく「長期コスト」で考える
導入時の費用だけを見ると天然芝の方が安く感じられますが、長期的に見ると人工芝の方が総コストを抑えられることが多いでしょう。
天然芝は水道代や肥料代、管理用品の費用とその作業の手間が継続的に発生します。
人工芝は初期費用こそ高めですが、維持費がほぼかからず、将来的な出費が読みやすい点が判断材料になります。
③庭をどう使いたいかという「目的」
庭を子どもやペットの遊び場にしたいのか、景観重視で眺めたいのかによって最適解は変わります。
人工芝は泥はねや雑草が少なく、日常使いに向いています。天然芝は自然な見た目や涼しさが魅力で、季節感を楽しみたい人に向いています。
利用シーンを具体的に想像することが、後悔しない選択につながります。
まとめ
人工芝と天然芝には、それぞれメリットとデメリットがあり、どちらがいいかは人や価値観によります。
管理の手間を減らし、長期間きれいな状態を保ちたい方には人工芝が向いています。一方、自然な風合いや季節の変化を楽しみたい方には天然芝が適しています。
重要なのは、初期費用だけで判断せず、管理の手間や将来のコスト、庭の使い方まで含めて比較することです。
人工芝と天然芝の違いを正しく理解し、自分に合った選択をすることで、庭や外構への満足度は大きく変わります。迷った場合は、施工実績のある専門業者に相談してみてください。

