人工芝の種類比較!値段・庭用とスポーツ用の違い
人工芝の種類には様々なものがあり、初めての人は選ぶのに困ることもあるでしょう。この記事では、人工芝選びがしやすくなるよう、人工芝の種類を比較して違いをわかりやすく説明します。
景観用人工芝と競技用人工芝の違い
景観用人工芝は、主に庭やベランダなどで使用されます。競技用人工芝は主にスポーツ用として使用されます。
| 項目 | 景観用人工芝 | 競技用人工芝 |
| 目的 | 見た目の美しさ・景観演出 | 競技性・安全性の確保 |
| 使用場所 | 庭・外構・公園・屋上・ベランダ | サッカー場・フットサル場・校庭・競技施設 |
| 重要ポイント | リアルな見た目、柔らかさ、歩きやすさ | 耐久性、反発力、衝撃吸収性 |
| 芝丈 | 短〜長(10〜40mm以上) | 中〜長め(30〜70mm程度) |
| 芝の密度 | 見た目重視で中〜高密度 | 激しい使用に耐える高密度 |
| 素材 | 主にポリエチレン | 高耐久PEやナイロン |
| クッション性 | 歩行や日常利用向け | 転倒・衝突を想定した高い衝撃吸収性 |
| 充填材 | 基本なし | ゴムチップ・砂などを使用 |
| 排水性能 | 雨対策として必要 | 雨天競技を想定し必須 |
| メンテナンス | 比較的少ない | 定期的なブラッシング・補充が必要 |
| 費用感 | 比較的安価〜中価格 | 高価格になりやすい |
景観用人工芝は見た目の自然さや歩きやすさを重視し、庭や外構など日常利用向けに設計されています。
一方、競技用人工芝は耐久性や衝撃吸収性、反発力を重視し、激しい運動や安全性を前提とした構造が大きな違いです。
芝丈の種類

ショートパイル、ミドルパイル、ロングパイルの長さについて統一規格はなく、メーカーや用途によっても変わることがあります。以下が主な分類です。
| 分類 | 目安の長さ | 選ぶときの注意 |
| ショートパイル | 10〜25mm | クッション性は控えめになりやすい |
| ミドルパイル | 25〜35mm | 密度や起立性で体感が大きく変わる |
| ロングパイル | 35〜50mm以上 | 長すぎるとゴミが絡みやすい/倒れやすいことがある |
ショートパイル
芝丈が短く、踏み固められても倒れにくいのが特徴です。掃除やメンテナンスがしやすく、耐久性も高いため、人の出入りが多い通路やベランダなど実用性を重視する場所に向いています。
ミドルパイル
見た目の自然さと使いやすさのバランスが良いタイプです。適度なクッション性があり、庭や外構など家庭用途で最も選ばれやすく、景観性と実用性の両立がしやすいのが特徴です。
ロングパイル
芝丈が長く、天然芝に近い見た目とふかふかした踏み心地が魅力です。景観性を重視した庭づくりに適していますが、ゴミが絡みやすく、製品によっては倒れやすさに注意が必要です。
パイル形状の種類

芝色の種類
芝色は芝丈やパイル形状と組み合わせることで、人工芝の印象を大きく左右します。特に庭用では「複数色ミックス」が、後悔しにくい選択肢です。
| 芝色の種類 | 色の特徴 | 見た目の印象 | 向いている用途 |
| 単色グリーン | 均一な緑色 | すっきり・人工的 | ベランダ、屋内、イベント装飾 |
| 濃淡ミックスグリーン | 濃い緑+薄い緑 | 天然芝に近い自然さ | 一般家庭の庭、外構 |
| 枯れ芝ミックス | 緑+ベージュ系 | リアル・ナチュラル | 景観重視の庭、公園 |
| 明るめグリーン | 黄緑寄りの明るい色 | 清潔感・爽やか | 日陰の庭、室内 |
| 濃色グリーン | 深い緑色 | 高級感・落ち着き | 商業施設、展示空間 |
| スポーツ用グリーン | 均一で発色が強い | 視認性重視 | サッカー場、校庭 |
| 特殊カラー | 青・赤・白など | デザイン性が高い | キッズスペース、装飾用途 |
裏面素材の種類
| 裏面素材 | 特徴 |
| SBRラテックス | 一般的な庭用・家庭用で多く採用されるコーティング材。柔軟性があり低コストだが、経年で硬化・収縮する場合あり。 |
| PU(ポリウレタン) | 高耐久で温度・湿度変化に強く、スポーツ施設や商業利用にも向く。価格はやや高め。 |
| PP(ポリプロピレン)基布のみ | 屋内用・短期用途で使われることが多く、施工性重視。仕様確認が必要です。 |
庭用の人工芝の選び方とおすすめ
①用途と設置環境を整理する
庭用人工芝を選ぶ際は、まず「どのように使う庭か」を明確にすることが重要です。
子どもやペットが遊ぶ庭なのか、景観を楽しむための庭なのか、人の出入りが多いのかによって最適な人工芝は変わります。
また、日当たり・水はけ・土の状態など設置環境も確認ポイントです。特に屋外では排水性と耐候性が不十分だと、劣化やカビの原因になります。
②芝丈(パイル長)で選ぶ
迷っている場合は庭用ではミドルパイル(25〜35mm)がバランスが良くおすすめです。短すぎると人工的に見えやすく、長すぎると倒れやすくメンテナンス性が下がります。
景観を重視する場合はロングパイル(35mm以上)も選択肢ですが、起立性の高い製品を選ぶことが重要です。掃除のしやすさを重視する場合は短めも検討できます。
③パイル形状・素材に注目する
見た目と耐久性を左右するのがパイル形状と素材です。I型(ストレート)は自然な見た目、C型やW型は倒れにくさが特徴です。
庭用ではI型+C型などのミックス形状もあり、リアルさと復元力を両立できます。素材は柔らかく質感の良いポリエチレン(PE)が主流で、裸足でも快適です。
④裏面素材と排水性を確認する
裏面素材は人工芝の寿命に直結します。一般的な庭用ではPP基布+SBRラテックスが多く、コストと性能のバランスが良好です。
長期使用や高耐久を求める場合はPU(ポリウレタン)裏面もおすすめです。また、排水穴の有無や間隔は必ず確認し、雨水が溜まらない構造を選びましょう。
庭用人工芝のおすすめタイプ
庭用人工芝のおすすめは、ミドルパイル(25〜35mm)・PE素材・ミックスパイル形状・排水性の高い裏面構造を備えた製品です。
見た目・踏み心地・耐久性のバランスが良く、家庭の庭で失敗しにくい選択といえます。価格だけで選ばず、「庭でどう過ごしたいか」を基準に選ぶことが、満足度の高い人工芝選びにつながります。
スポーツ用の人工芝の選び方とおすすめ
①競技種目を明確にする
スポーツ用人工芝は、まずどの競技に使うかを明確にすることが最重要です。サッカーやフットサル、テニス、校庭の多目的利用など、競技ごとに求められる性能は異なります。
ボールの転がり方、反発力、スパイク使用の有無などを考慮せずに選ぶと、プレーしづらさや安全面の問題が生じるため、用途特化型を前提に検討する必要があります。
②芝丈(パイル長)と密度で選ぶ
スポーツ用途では30〜60mm程度のミドル〜ロングパイルが主流です。芝丈が短すぎると衝撃吸収性が不足し、長すぎるとボールスピードや足運びに影響が出ます。
また、芝丈と同時にパイル密度も重要で、密度が高いほど耐摩耗性が向上し、激しい使用にも耐えやすくなります。競技性と安全性の両立には、このバランスが不可欠です。
③充填材(インフィル)の有無と種類
スポーツ用人工芝の大きな特徴が充填材(インフィル)の使用です。ゴムチップや珪砂を芝の間に入れることで、衝撃吸収性や安定性を高めます。
特にサッカー場ではゴムチップ入りが一般的で、転倒時のケガ防止に効果的です。一方、メンテナンスを簡略化したい施設では、インフィル量を抑えたタイプやノンインフィル仕様も選択肢になります。
④耐久性・構造・安全基準
スポーツ用では、一般家庭用とは比べものにならない負荷がかかります。そのため、高耐久素材、多層構造の基布、クッション層付きタイプなど、耐久性と安全性を重視した構造が推奨されます。
学校や公共施設では、転倒時の衝撃を軽減する性能や、防炎性・排水性などの基準も確認しておくことが重要です。
スポーツ用人工芝のおすすめタイプ
スポーツ用人工芝のおすすめは、競技別に設計されたミドル〜ロングパイル・高密度・インフィル対応・高耐久構造の製品です。
初期費用は高めになりがちですが、耐久性と安全性を確保することで長期的なコスト削減につながります。
利用頻度や競技レベルを踏まえ、単なる価格比較ではなく「安全に長く使えるか」を基準に選ぶことが、スポーツ用人工芝選びで失敗しない最大のポイントです。
人工芝の種類と値段
人工芝の値段・価格は仕様の違いによって上下します。
まず大きな要素は用途で、庭や外構向けの景観用は比較的手頃、スポーツ用や高耐久タイプは高めになる傾向があります。
次に影響するのが芝丈と密度で、芝が長く密度が高いほど材料量が増え、価格も上がります。
さらにパイル素材や形状も重要で、柔らかく復元力の高い素材や複雑な形状ほどコストがかかります。
加えて、裏面素材・排水性・クッション性といった付加性能が高いほど価格は上昇します。
人工芝は見た目だけでなく、使い方や耐久性に見合った仕様を選ぶことが、価格に納得できる選び方といえます。
まとめ
人工芝には用途や設置環境に応じてさまざまな種類があり、「どれが一番良いか」ではなく「どこで、どのように使うか」によって最適な人工芝は変わります。
芝丈やパイル形状、素材、裏面構造によって、見た目や踏み心地、耐久性、価格も大きく異なります。
人工芝選びで迷ったときは、種類の違いを正しく理解し、長く安心して使えるかという視点で検討することが失敗しない方法としておすすめです。







