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庭の芝生の水はけを改善する3つの方法


天然芝の生育には施肥や水やりが欠かせません。しかし、水はけが悪いと芝生の生育に悪影響が出ます。他にも、刈り込みや雑草むしりなどのメンテナンスを行っているにもかかわらず、芝生が枯れてしまうなら、もしかしたら水はけの悪さが原因かもしれません。

ここでは、庭の芝生の水はけを改善する方法をご紹介します。

水はけの悪い庭の特徴2つ

①粘土質の土壌

粘土質の土壌は通常の土よりも水はけが非常に悪く、丁寧なケアを行っても芝生を維持するのは困難と言われています。実際に、粘土質の土なら天然の芝生ではなく、人工芝をすすめる業者もあるほどです。しかし、粘土質の土壌でも対策を講じれば水はけを改善できます。詳しくは後述しますが、芝生を敷設する前にご自宅の庭の土がどのようなタイプの土か確認しておきましょう。

②コケが生えている

水はけが悪くなると、土の表面に水分がいつまでもとどまります。その結果、湿気を好むコケが発生し、見た目が悪くなるのです。コケの繁殖力は高く、芝生全体に生育してしまう恐れもあるため、少しでもコケが生えているのに気づいたら早急な対策を行いましょう。なお、芝生にコケが生えてしまった際の緊急の対応策として、芝生に目土を入れることで繁殖を防ぐことはできます。しかし、これは根本的な解決法ではなく、あくまで応急処置ですので、水はけを改善しなければコケを根絶させることは難しいでしょう。

水はけを改善する3つの方法

水はけが悪い状態とは、水やりや雨などで濡れた水がうまく土から流れず、土の中で滞留する状態、あるいは芝生の表面に水たまりができてしまう状態のことをいいます。そこで、芝生に水の流れを作り出すことによって水はけを根本から改善させることができます。そのためには次の3つの方法があります。

1. 暗渠排水

暗渠(あんきょ)排水とは、地中にパイプを通すことで水の流れをつくる方法です。土の中に溜まってしまう水に流れをつくる方法として最も効果的と言えます。

暗渠排水の施工方法
①地面に溝を掘る。雨水ますを設置する箇所を決めたらそこに向かって水が流れるように勾配をつけて掘るのがポイント。
②透水性の高い砂利を敷き詰める。
③塩ビ製またはコンクリート製のパイプを設置し、一番低いところに雨水ますを置く。パイプと雨水ますを繋げる。
④これらを覆うようにして再び砂利を敷く。
⑤砂利の上にシートを敷く。芝生を敷くための床土でシートを隠すようにしてかぶせて完成。

雨水ますとは、穴の開いた小さなバケツのようなもので、パイプとつなげて芝生から流れてきた水がここに集約され、河川に効率よく水の浸透・排水ができます。一般家庭の庭で「雨水」と書かれたマンホールのような小さいふたがあり、そこだけ芝生が敷かれていないのを見かけたことがあるかもしれません。これが雨水ます専用のふたで、文字通り雨水ますのふたとして機能しています。見た目が気になる方は、ふたの上に鉢植えを置くなどして目立たなくすると良いでしょう。

パイプがなくても、砂利だけでも水はけを良くすることは可能ですが、専用のパイプがある方がより水はけがよくなります。土を掘り起こす作業があるため、完成するまでに少々時間がかかりますが、この施工を行うことで驚くほど排水がうまくいきます。

暗渠排水は、もともと農家の方々が水田や畑の水はけを良くするために活用していた技術で、一般家庭でも活用できます。溝を掘る作業に労力を要するものの、それほど難しい作業ではありませんし、これらの道具はすべてホームセンターで入手可能ですので、DIYでの施工に挑戦してみてはいかがでしょうか。なお、すでに芝生を敷いている庭では、施工前に芝生を剥がさなければならないために、暗渠排水はおすすめできません。今ある芝生の水はけを良くするためには、次にご紹介する表面排水が適しています。

2. 表面排水

表面排水は、地面に傾斜をつくることで水の流れをつくる方法です。暗渠排水は地中で水を流し、表面排水は地表で水を流します。暗渠排水のよりも比較的簡単で、すでに芝生が敷いてある庭でも表面排水で水はけを改善させることができます。

①傾斜をつけるようにして、庭の表面に目土を盛る。
②庭の一辺に側溝をつくるために土を掘る。配水管を設置して完成。なお、側溝をつくる際は配水管に集まってきた水がさらに一か所に集まるように勾配をつけてつくります。

芝生の下の土は、普通の土より固められていることが多く、これが透水性を悪くする一因になります。そこで、表面を盛るのに目土を使えば、浸透力が高くなる上に、芝生の生育に必要な栄養分の補給もできます。表面排水のいいところは、本当に水の流れができているかどうかをしっかり目で確認できることです。完成後、雨が降った日や水を撒く際に水が配水管に向かって流れているかどうか確認してみましょう。

3. 土の入れ替え

土の入れ替えとは、水はけが悪い土を掘り起こして水はけのよい土にまるごと入れ替える方法です。極端に凹んでいる箇所の芝生を剥がして土を盛り、勾配をつくって排水を促します。また、庭全体の土を入れ替える方法も効果的です。

ただ、粘土質の土壌の場合、芝の根は地中20~30センチくらいに根を張るため、粘土質の土はこれよりさらに深く掘り起こさなければなりません。通常の土よりも重い粘土質の土を掘り起こし、残土の処理も行わなければならないので、暗渠排水よりも大掛かりな工事になります。DIYではなく、業者に依頼することをおすすめします。土を入れ替えるタイミングで、暗渠排水の施工を行えば、より一層水はけのよい芝生と床土が完成しますのでご自宅の庭が粘土質という方はぜひ土の入れ替えを検討してみてください。

天然芝の水はけ

天然芝の水はけのよさは土の状態に大きく左右されるため、一概に良し悪しを断定できませんが、先述した通り、粘土質の土壌と天然芝の相性は悪く、水はけ対策が欠かせません。また、梅雨の時期など芝生が濡れることが多くなり、湿気の高い状態が続きます。その結果、衛生状態が悪くなり、芝生が病気に感染することがあります。特に日当たりの悪い場所は生育が悪くなるだけでなく、水分の滞留時間が長いために日当たりの良い場所よりも湿気が溜まりやすくなります。日照時間の短い場所では天然芝の生育は難しいと言われる理由は、この水はけの悪さが一因でもあるのです。

人工芝の水はけ

人工芝の裏には水を通すために無数の穴が開いているので、天然芝よりも透水性は高いと言えます。芝葉が少ない箇所だけ水たまりができていない限り、芝生の表面に水が溜まることはありませんから、表面排水ではなく、暗渠排水で土の中に滞留している水分の排出を促しましょう。ただし、人工芝も安価なものの中には排水がうまくいかないものもありますし、経年劣化によって排水機能も衰えてしまうこともあります。また、水分の滞留時間が長いと悪臭の原因にもなるため、水はけが悪くなったと感じたら新しく張り替えるのが有効な対策です。

まとめ

芝生の水はけは、必要な工事や施工を行えば確実に改善できます。可能であれば芝生を敷く前に水はけの良し悪しを確認して、その土に合った施工を行うと良いでしょう。すでに芝生が敷かれている場合は、費用面排水で勾配をつけて排水溝を取り付けるだけなので、暗渠排水より手軽に行えますからぜひ挑戦してみてください。

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