バルコニーに人工芝を敷くメリット・デメリット・DIY・下地
無機質なバルコニーをもっとおしゃれにしたい、過ごしやすい空間にしたいと困っていませんか?
ここでは、バルコニーに人工芝を敷くメリット・デメリットや注意点、DIYするときの方法などについて解説します。
目次
バルコニーに人工芝を設置する理由
バルコニーに人工芝を設置する主な理由は、手軽に見た目と居心地を変えられるからです。
コンクリートのままでは無機質で殺風景になりがちなバルコニーも、人工芝を敷くだけで緑が加わり、くつろげる空間に変わります。
さらに、人工芝は天然芝のような水やりや刈り込みが不要で、日常の手入れが簡単です。また、床面が柔らかくなるため、裸足で歩きやすく、子どもやペットがいる家庭でも使いやすい点が評価されています。
バルコニーに人工芝を設置するメリット4つ

1. 見た目がよくなり、バルコニーの印象が大きく変わる
コンクリートや防水シートのままのバルコニーは無機質になりがちですが、人工芝を敷くことで緑が加わり、視覚的にやわらかい印象になります。
室内から見たときの景観も良くなり、洗濯物干し場としてだけでなく、くつろぎの空間として使いたくなる点が大きなメリットです。ベランダ全体の雰囲気を手軽に変えたい人に向いています。
2. 裸足でも歩きやすく、居心地が向上する
人工芝はクッション性があり、硬い床に比べて足触りがやさしくなります。そのため裸足で出やすくなり、夏場のちょっとした休憩や子どもの遊び場としても使いやすくなります。
コンクリートの冷たさや硬さを和らげられるため、バルコニーを生活空間の延長として活用しやすくなる点もメリットです。
3. 手入れの手間が少なく、管理しやすい
人工芝は天然芝と違い、水やりや芝刈りが不要です。落ち葉やゴミを掃き取る程度の掃除で済むため、日常管理の負担が比較的少なくなります。
忙しい家庭でも維持しやすく、季節による管理の差が出にくい点は、バルコニー利用において大きな利点といえます。
4. DIYしやすく、賃貸住宅でも導入しやすい
人工芝は置くだけ施工や簡易固定が可能な商品が多く、DIYでも比較的簡単に設置できます。接着剤を使わない方法を選べば、賃貸住宅でも原状回復がしやすく、退去時の負担を抑えられます。
費用を抑えつつバルコニーの使い勝手を改善したい人にとって、導入しやすい点が魅力です。
バルコニーに人工芝を設置するデメリット3つ
1. 湿気がこもりやすく、カビや臭いの原因になる
人工芝は通気性が低い環境で使うと、芝の下に湿気がたまりやすくなります。特にバルコニーやベランダでは排水勾配や水はけが不十分だと、雨水が乾きにくく、カビやぬめり、嫌な臭いが発生する原因になります。
見た目はきれいでも下地で問題が進行することがあり、定期的な確認や清掃を怠ると後悔につながりやすい点がデメリットです。
2. 夏場に表面温度が上がり、使いにくくなる
人工芝は素材がプラスチックのため、直射日光を受けると表面温度が大きく上昇します。
夏場には裸足で歩けないほど熱くなることもあり、想定していた「くつろぎ空間」として使えなくなる場合があります。
日よけ対策をしないと利用できる時間帯が限られ、季節によって快適性に差が出やすい点も注意が必要です。
3. 掃除やメンテナンスが意外と手間になる
外から葉や砂などが舞い込みやすい家の場合、手間がかかりやすくなります。人工芝は繊維の間に砂やホコリ、落ち葉、髪の毛などが絡みやすい特徴があります。ほうきだけでは取り切れず、水洗いや掃除機が必要になることも少なくありません。
定期的な掃除をしないと見た目が悪くなるため、「メンテナンスフリーだと思っていたら違った」と感じる人がいる点がデメリットです。
バルコニーに人工芝を設置するときの注意点4つ
実際にバルコニーに人工芝を設置するときに、最低限気をつけておきたいことをご紹介します。
1. 水はけがいいものを選ぶ
バルコニーに人工芝を敷くときに一番気をつけていただきたいポイントです。
人工芝の芝糸は、ポリエチレンでできており、天然芝とは違い水分を吸収しません。その代わりに水たまりをつくることもありませんので、その点は大きなメリットといえますが、市販されているすべての人工芝が水はけがよいものとは限りません。
人工芝の水はけが悪くなると、バルコニーと芝の下地の間が多湿状態になり、カビが生えたり害虫が発生したりするので、人工芝を選ぶ際には、確実に水はけのよいものを選びましょう。
できれば専門の業者から人工芝のサンプルを取り寄せ、触り心地や芝糸の状態を確認してから施工を依頼しましょう。水はけのよさを確認するには、届いたサンプルをバルコニー置いて、水を流してみる方法があります。こうすることで、水はけのよさを確認できるだけでなく、芝生から流れた水が排水溝にしっかり流れていくかどうかを確認できます。
2. 夏になると高温になるため、やけどに注意
天然芝はヒートアイランド現象の緩和に役立つと言われていますが、残念ながら人工芝にはそのような機能はありません。
人工芝は、熱を溜めやすい素材でできています。夏に強い日差しがあたると、人工芝の温度は50℃以上に上昇することもあり、素足ではとても歩けません。
夏になると、小さいお子さんがいるご家庭ではバルコニーの芝生の上幼児用のプールを置いて遊ぶ方もいらっしゃると思いますが、その際は素足ではなく、サンダルを履くようにしましょう。
3. 湿気に注意する
水はけのよい人工芝を選んでいても、表面についた水分や、うまく排水できずに芝生とバルコニーとの隙間に水分がたまってしまうことがあります。
一度濡れてしまうと乾きにくく、完全に乾くのに時間がかかりますから、雨が多い梅雨の時期や、雪の多い地方にお住まいの方は人工芝の湿気には十分に注意が必要です。湿気になると衛生状態が悪くなり、カビや悪臭の原因になります。
4. 重量のあるものを長期間置かないようにする
人工芝の上にテーブルやイスを置き、休日はバルコニーでお茶を楽しみたいと考えている方もいらっしゃると思いますが、こちらも、長期間にわたって同じ場所に重たいものを置いていると、芝生が寝て起き上がらなくなってしまうため、注意が必要です。
テーブルやイスを定期的にずらして、芝生が起きた状態を維持しつづけるようにしましょう。
バルコニーに敷く人工芝の下地選び

バルコニーに人工芝を敷く場合は「排水を妨げず、通気性を確保できる下地」を選ぶことが最も重要です。下地を誤ると、見た目はきれいでも芝の下に湿気がたまり、カビや臭い、水はけ不良といったトラブルにつながります。
バルコニーの床は多くがコンクリートや防水シート仕上げのため、基本は床を清掃して平らな状態に整え、その上に人工芝を設置します。
より安心を求める場合は、排水マットやグリッド状の下地材を敷いて通気層を作ると、雨後の乾きが早くなります。一方、木製すのこは通気性は確保できますが、腐食や劣化のリスクがあるため注意が必要です。
防水層を傷つけない施工と、排水口を塞がない配置を徹底することが、下地選びで後悔しないためのポイントです。
バルコニーにDIYするときの流れ
バルコニーに人工芝をDIYで敷く流れについて、施工手順をステップごとにわかりやすく解説します。DIYでもきれいに仕上げるポイントを押さえましょう。
①準備と道具の確認
始める前に必要な道具と材料を揃えます。
・人工芝ロール
・カッター・ハサミ
・メジャー(寸法測定)
・下地材
・U字ピン・接着剤・ジョイントテープ
・軍手・定規・トンボなど
これらはホームセンター等で揃えられます。
②バルコニーの現況確認・清掃
人工芝を敷く前に、バルコニーの床を掃き掃除し、石・ゴミ・ホコリを取り除きます。
コンクリートなどの固い床でも、平らにし、凹凸や亀裂がある場合は補修や清掃をしておきます。また排水口の位置と水はけの状態も確認し、施工後に水が流れるように計画します。
③下地づくり(平らに整える)
ベランダは土ではないため完全な整地は不要ですが、下地材を敷くことでクッション性と水はけが向上します。
④防草シート(任意)設置
屋外では雑草対策として防草シートを敷く手順がよく紹介されています。
ベランダでも、排水口周りを避けつつ人工芝の裏面保護や透水性確保のためにシートを敷くことで雑草や汚れの侵入を減らすことができます。U字ピンなどで軽く固定するとずれにくくなります。
⑤人工芝を仮置きしてサイズ調整
施工場所の寸法に合わせて人工芝ロールをバルコニーに仮置きし、レイアウトを確認します。
このときに芝目の向きを決め、複数枚ある場合はつなぎ目が自然になるよう配置を調整します。
⑥カットしてピッタリ合わせる
人工芝をカッターやハサミで切断し、バルコニーの形状に合わせて調整します。排水口周辺や壁際は丁寧に形を合わせ、無駄な部分を残さないようカットします。
⑦人工芝を固定する
人工芝を仮置きした位置に合わせて、U字ピンや両面テープ、接着剤で固定していきます。
ピンは端部や角を中心に等間隔(約50cm程度)で打ち込み、風でめくれ上がらないようにします。
⑧ジョイント処理(複数枚の場合)
複数枚で敷く場合、ジョイントテープや専用テープでつなぎ目を接合します。
つなぎ目は2〜3mm程度の隙間を残して接着し、芝目が揃うように調整すると自然に見えます。
⑨最終仕上げ・清掃
全体を確認し、浮きやシワがあればピンを追加したり転圧したりしましょう。清掃用のほうきや水で軽く流すことで仕上がりを整え、排水口周辺に芝が重ならないように注意します。
バルコニーに人工芝でお手軽な庭づくりを楽しみましょう
バルコニーの人工芝は、湿気にさえ気をつけていれば長期間にわたってその景観を楽しむことができます。もし人工芝の敷設を検討されているなら、芝生のプロフェッショナルである当社にお気軽にご相談ください。

