人工芝が凸凹でダサい…失敗しないコツ5個と直し方
素敵な庭やベランダに憧れて、人工芝を敷いてみたけれど、うまくいかなかったという人は少なくありません。きれいに敷くことができず、凸凹になってしまうケースも多いでしょう。
こちらの記事では、人工芝をきれいに敷くにあたって失敗しないコツを紹介します。また、すでに敷いて凸凹した人工芝を直す方法についても触れていきます。
人工芝が凸凹でダサい…
DIYブームに乗って、憧れの人工芝を導入したという話をよく耳にします。ぱっと見た感じは、緑の庭になりきれいなのですが、よく見ると凸凹して気になることも多いでしょう。
凸凹してしまうと、より人工的に見えてしまい、なんだかダサく感じてしまうものです。最近の人工芝は非常にリアルに作られているので、凸凹な状態ではその魅力を存分に生かすことができません。
人工芝が凸凹になる原因と失敗しないコツ5個
1. 土台が平らではない
一番大切なのが、人工芝を敷く場所の地面を平らにすることです。きれいな地面に敷けば、サッカーグラウンドのような状態に仕上がります。
そのためには、石や雑草をきれいに取り除くようにしましょう。目につくものは全て取り除くことがポイントです。地面の凸凹は、土をならしてできるだけ平らにするようにしましょう。
※以下の写真は地面の整地作業です。当社の施工事例から。
2. 雑草の根が取れていない
意外と見逃しがちなのが、雑草です。きれいに抜いたと思っても、根っこが残っていると意味がありません。
はじめのうちはきれいに見えますが、力強い雑草が伸びてくれば、人工芝も浮き上がるでしょう。雑草除去は根気がいりますが、きれいに人工芝を敷くためには欠かせない作業です。
3. 芝の目が合っていない
人工芝にも向きがあります。いわゆる「芝目」と呼ばれるもので、この向きが揃っていないと凸凹した印象を与えてしまうので要注意です。
人工芝を敷く時は、芝の葉先を揃えるように心がけましょう。また、つなぎ目部分に隙間が空くと、汚れが溜まり凸凹の原因にもつながるので注意が必要です。
4. 転圧ができていない
人工芝をきれいに敷くためには、転圧作業が必要です。転圧とは、地面を固める作業で、業者が行う場合は転圧機という機械を使います。
DIYをする場合は、かかとを使って踏み固めるのもよいでしょう。この作業が隅々まで行き届いてないと、水溜りができたり地面が柔らかくなったりして凸凹の人工芝になります。
5. 下地材を敷いていない
転圧の後に、大切なのが下地材です。DIYであれば、左官砂や通し砂と呼ばれる砂を使うとよいでしょう。
転圧した地面に、均一になるようにまき、トンボを使って鳴らすことで、平らな土地に仕上がります。ここでも、しっかりと転圧を行なって地面を固めましょう。一手間ですが、こうした作業をすることで、凸凹した人工芝を避けられます。
人工芝の凸凹の直し方
人工芝を敷いたけれど、凸凹してしまった場合は、半分ずつ剥がして敷き直す方法がおすすめです。
剥がした方の下地に左官砂や通し砂を入れて凸凹した地面を調整していきます。高さ調整したら、必ず転圧をするようにしましょう。
初めて施工する場合と、同じ工程を踏むことが大切です。もう半分も同じように整えて、再度人工芝を敷きましょう。
また、芝目が一定になっていない場合は、方向が違う部分を敷き直す必要があります。このように、万が一、人工芝を敷いた後に、凸凹が気になるようであれば、敷き直しは可能です。
とはいえ、二度手間になってしまう点は否めません。できれば、一発できれいに仕上げるためにも、はじめの段階における土台作りが大切です。雑草除去や小石とりをした上で、平らにならし、転圧を忘れないように心がけましょう。
また、あえて凸凹を作る場合も、しっかりとデザインした上で凸凹の場所を決めなければなりません。結果的に、水溜りができてしまう可能性があるので、気をつけましょう。
まとめ
人工芝に憧れはあるけれど、凸凹ができてしまえば、見た目の印象が悪くなります。また、人工芝が傷みやすくなる原因にもつながるでしょう。
何より大切なのは、土台作りです。平らにならした地面で、かならず踏み固めて転圧するように心がけましょう。凸凹なく滑らかに敷くことができれば、よりリアリティのある人工芝に仕上がります。