ベランダ人工芝の水はけ対策5個!敷きっぱなしでカビ生える?

ベランダの人工芝を敷く上で、必ず押さえておきたいのが水はけの状態です。水はけが悪いままで使用すると、衛生面に影響があるだけではなく、見た目も悪くなるでしょう。
今回は、ベランダに人工芝を敷く際にポイントとなる水はけ対策を解説します。
ベランダに人工芝を敷くメリット4つ
①クッション性があって快適
人工芝は柔らかいクッション性があり、素足で歩いても快適な感触を楽しめます。
コンクリートやタイルのような硬さや冷たさがなくなり、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して過ごせます。抗菌の人工芝もあるので、その点でも安心できます。
また、夏の暑い日でもコンクリートなどの地面が熱くなりにくく、裸足でのびのびと過ごせる空間を作ることができます。
②見た目が美しくリラックスできる
人工芝を敷くことで、ベランダが緑あふれるリラックス空間に変わります。無機質なコンクリートよりも温かみがあり、自然を感じられるため、外に出るだけで気分がリフレッシュできます。
植物やガーデン家具と組み合わせることで、まるでプライベートガーデンのような快適なベランダを演出できます。ただし、植物を置くと虫が発生しやすくなるため、注意が必要です。
③メンテナンスが簡単
人工芝は天然芝のように水やりや芝刈りの手間が不要で、お手入れが簡単なのが魅力です。
ベランダに敷く場合は、湿気やカビに注意が必要ですが、頻繁に手入れする必要はありません。
④防音・断熱効果があり、快適な環境を作れる
人工芝には音を吸収する効果があり、ベランダでの足音や物を落としたときの衝撃音を軽減できます。マンションやアパートでは、下の階への騒音対策としても効果的です。
また、断熱効果もあるため、冬は冷たさを和らげ、ベランダに裸足で出ることもでき、快適に過ごせます。
ベランダに人工芝を敷くデメリット
メリットが多く、管理も楽な人工芝ですが、ベランダに敷く場合にはデメリットもあります。まず気をつけたいのが虫の発生や劣化です。
水はけの悪い場所に設置してしまうと、虫が発生したり、汚れがたまりやすくなります。管理が簡単とはいえ、掃除を怠るようなことがあれば、芝目の間にカビが湧く可能性も高いでしょう。
ゴキブリやムカデなどの害虫は、日の当たらないジメジメした場所を好むので、水はけの悪い場所に設置した人工芝は要注意です。
日当たりが良い場合でも、人工芝の素材によっては直射日光で劣化が起き、ボロボロになることもあります。綺麗な緑色が色あせる可能性も否めません。人工芝を快適に使うためには、管理方法や設置場所に注意を払うことが大切です。
ベランダに人工芝を敷きっぱなしはカビが生える?
ベランダに人工芝を敷く際に気になるのがカビ問題です。
結論から言えば、人工芝にカビが生える可能性は大いにあります。必ずカビが生えるとは言い切れませんが、環境や管理体制によってはどこでも生える可能性があるので注意しましょう。
特に気をつけたいのが、湿気です。普段は気をつけていても、梅雨の時期は湿気が多くなり、様々なものにカビが生えやすくなります。
とは言え、しっかりと湿気に関する対策を施しておけば、そこまで人工芝のカビを恐れることはありません。人工芝の扱い方をしっかりと把握して、湿気がこもらないようにしておきましょう。
ベランダの人工芝の水はけ対策5個

1. 水はけのよい人工芝を選ぶ
まず大切なのが、人工芝自体の素材です。最近は、性能のいい人工芝が増えており、水はけのよいタイプもたくさん存在します。
水はけの悪い不透性の人工芝は、価格は安いものの、カビが生えたり劣化したりする可能性があるので注意が必要です。
人工芝を選ぶときは、できるだけ透水性のタイプを選ぶようにしましょう。透水タイプの人工芝を見分ける際には、裏面をチェックします。穴がたくさん空いているタイプは、水はけがよいので、狙い目でしょう。
また、ジョイントタイプのものも水はけがよいのでオススメです。そのほか、人工芝の裏面にすのこが施されているものも水はけがよく、快適に使えます。
2. 人工芝の下にすのこを敷く

人工芝とは別に、まず下にすのこを敷いておくのもひとつの手段です。すのこの上に人工芝を敷けば、直接コンクリートの上に敷くよりも、格段に水はけがよくなります。
特に、水はけが悪い形状をしたベランダには、すのこが欠かせません。人工芝用のすのこも販売されているので、要チェックです。
人工芝用であれば、ハサミでカットしてベランダのサイズに合わせて敷くことができます。また、コンクリート面にフィットするので、滑りにくくなるという点もメリットです。
3. 人工芝の敷き方を工夫する
人工芝は、適当に敷けばいいというものではありません。人工とはいえ、芝には芝目が存在します。芝の葉先がバラバラだと、水が溜まりやすくなり水はけにも影響するでしょう。
また、見た目も芝目を揃えた方がきれいになります。葉先を同じ方向に向けて設置するように心がけましょう。
また、ベランダの寸法を的確に測ることも欠かせません。ベランダの形に合わせて人工芝を裁断して、歪まないように敷くと水はけもよくなります。
複雑な形のベランダだと、自分で敷くのが難しいと思う人も多いでしょう。そんなときは、プロに依頼して敷いてもらうのもオススメです。費用はかかりますが、メンテナンスのことを踏まえて長い目で見れば、結果的にコスパがいいでしょう。
4. 定期的に掃除する
人工芝の芝目には、ゴミが溜まりやすいので掃除も大切です。ゴミが溜まった状態で放っておくと、いくら透水性の高い人工芝を敷いても、穴にゴミが詰まってしまいます。
また、ゴミや汚れは害虫の温床にもなるので注意が必要です。定期的にブラシを使って掃除するように心がけましょう。
特に、BBQなどをベランダでする場合は、油や食べかすが落ちる可能性が高いので、すぐに掃除することをオススメします。油や食べかすは、放置しておくと取れにくくなり、結果的に水はけが悪くなる原因です。
毎日の掃除で、掃除機をかけるだけでも随分と状態が変わります。丁寧に扱うと、水はけが良くなるだけではなく、長持ちする点もメリットです。
5. 鉢植えを並べない
人工芝を敷いてベランダがきれいになると、つい植物を揃えたくなります。しかし、植物を植える鉢植えは水はけが悪くなる原因になり兼ねません。
まず、鉢植えから流れ出た土や枯れた葉っぱが人工芝の穴につまり、水はけに影響を与えます。また、人工芝の影は害虫の温床となる点も要注意です。
鉢植えは日陰になるだけでなく、水分や栄養もたっぷりあるため、虫にとってはとっておきの場所となります。ゴキブリなどが卵を産みつければ、一気に繁殖してしまうので、できるだけ鉢植えは並べないようにするのがオススメです。
まとめ
人工芝は、ベランダを憧れのスペースに変身させてくれます。しかし、しっかりと水はけのことを考えなければ、カビが生える可能性があるので注意しましょう。日頃の手入れにも心を配りながら、快適なベランダライフを楽しみたいものです。
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