人工芝10年後の劣化具合は?DIYは早い?長持ち方法8個

人工芝を敷いても、長持ちしなければ再度設置する必要があり、コストがかかります。できるだけ、長持ちさせる方法があれば知りたい人も多いでしょう。
今回は、人工芝を長持ちさせる方法を紹介するとともに、劣化する原因や10年後の劣化状態について解説します。
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人工芝10年後の劣化具合は?
人工芝を屋外に設置した場合の寿命は、おおよそ10年程度だといわれています。
10年目を迎えた人工芝が、まず初めに劣化するのは葉の部分からです。いわゆる「パイル」と呼ばれるところで、普段から人が歩いたり物が置かれたりして、最も劣化が早い部分でもあります。
また、日光に晒される場所でもあるため、変色や風化も否めません。加えて、地面に固定された部分が破れたりずれたりすると、雑草が生えてくることもあるでしょう。
さらに、10年の時は、下地にも影響を与えます。雨が染み込んで地面が凹んでしまうと、人工芝の下に水溜りができて劣化に繋がることもあるでしょう。
逆手に取れば、メンテナンスさえしっかりしていれば、10年間は人工芝を使い続けることができます。
人工芝の劣化写真画像
人工芝の劣化写真画像を過去の事例から紹介します。以前も人工芝を使用していて劣化したため、当社が新しいものに張り替えを行いました。
人工芝DIYの10年後は?
人工芝の寿命を考えるときに、気になるのがDIYで設置した場合についてでしょう。当然、プロが設置した人工芝は、設置の段階から劣化しにくいやり方で作業されているため、長持ちしやすい傾向にあります。
反対に、DIYだと細かいポイントを見逃したり、つい適当な作業にしてしまうこともあるため、プロに依頼した場合と比べると早く劣化しやすい点は否めません。
とはいえ、プロの手順にならって丁寧なDIYを行えば、人工芝の寿命である10年程度まで持たせることは可能です。
DIYで人工芝を敷いて、できるだけ長持ちさせるためには、下地を丁寧に整えたり、設置後のメンテナンスなどを怠らないように気をつける必要があります。面倒に感じますが、コスパを上げるためにも欠かせないポイントです。
人工芝の劣化が早まる原因3個
1. 下地の整備ができていない
人工芝を敷く前に、下地の整備をしっかりする必要があります。特に、土の上に人工芝を敷く場合は、クッション材を入れる手順が欠かせません。
クッション材を省いてしまうと、車の乗り入れや人、ペットが出入りする際に、人工芝に衝撃が与えられ、芝葉がすり減ってしまうためです。また、人工芝自体に負荷がかかりやすくなり、結果的に劣化を早めてしまいます。
2. 雨や雪による劣化
人工芝を外に設置する場合、どうしても雨や雪にさらされます。濡れた人工芝を乾かさずに放置してしまうと、カビが生えたり害虫が集まる原因になりかねません。
特に、雪が積もった状態が長く続くと、芝葉が折れてしまい、劣化を早めてしまいます。一般的に、芝葉の長さより高く雪が積もった場合は、雪かきをする必要があるでしょう。
3. 紫外線による劣化
人工芝の材質によっては、太陽光によって劣化する可能性があります。特に、プラスチック製の人工芝は、初めのうちは緑が綺麗に映えていますが、紫外線に晒されるうちに徐々に変色していくので要注意です。
変色だけではなく、中には溶けてしまうケースもあります。こうした紫外線による劣化は、人工芝が剥げて見える点もデメリットです。
人工芝を長持ちさせる方法8個
1. 定期的に掃除をする
人工芝の芝葉の間には、ゴミや落ち葉などの異物が溜まります。こうしたゴミや汚れを放置しておくと、劣化につながりやすいので、定期的に掃除をすることが大切です。
毎日掃除ができない場合でも、週に一度は竹ボウキや掃除機を使って掃除をしましょう。掃除をする際に、芝の葉を立ち上げることを意識すると、劣化を防ぐとともに景観を保ちやすくなります。
2. 重いものを放置しない
人工芝の上に、レンガやBBQ道具、鉢植えなどの重量のあるものを放置してしまうと、芝葉が寝てしまい劣化につながります。
人工芝の上に重いものを置かないことがベストですが、どうしても設置しなくてはならない場合は、定期的に移動するように心がけましょう。
移動させるだけでも、同じ場所に負担がかかるのを防げるため、芝葉に跡がつかなくなり、長持ちさせられます。
3. クオリティの高い人工芝を選ぶ
近年、人工芝のクオリティは格段に上がっています。ホームセンターを見ても、様々な種類の人工芝があることに気がつくでしょう。
コストをかけたくないからといって、初めの段階であまりにもクオリティの低い人工芝を選んでしまうと、結果的に劣化が早まりコスパが悪くなります。
せっかく人工芝を導入するのであれば、できるだけクオリティの高い商品を選びましょう。紫外線に強いものや、水はけしやすいものなど様々に特徴があるので、設置箇所に合わせて選ぶことも大切です。
4. 下地の水はけを良くする
人工芝を長持ちさせるためには、下地の調整も欠かせません。最も気をつけたいのが、水はけです。
特に、土の上に人工芝を敷く場合は、水はけの良い下地材を取り入れるようにしましょう。下地材を入れるだけで、下地の崩れを防ぎ、人工芝自体も長持ちしやすくなります。下地材はホームセンターでも目にしますが、より性能の高いものを選ぶ場合は、プロに相談するのもおすすめです。
5. 雑草対策をする
人工芝を劣化させる原因として、雑草も考えられます。ジョイント部分や人工芝の端から雑草が生えてくることもあるでしょう。また、力強い雑草が人工芝を押し上げ、凸凹にさせてしまう可能性も否めません。
そのため、人工芝を敷く前に、根っこからしっかりと除草することが大切です。加えて、不織布素材の防草シートを敷いておくと、人工芝の劣化防止につながります。
6. 紫外線対策をする
人工芝の紫外線による劣化を防ぐためには、UV効果のあるシェードなどを使って紫外線対策をするのも一つの手段です。
完全に紫外線をカットすることはできませんが、ベランダに敷いた人工芝などはシェードによって長持ちする可能性が高まります。
ただし、日陰になるため湿気には要注意です。時々、シェードをあげて換気するように心がけましょう。
7. グレースケールテストを実施している人工芝を選ぶ
グレースケールテストとは、変退色テストとも言われ、人工芝の耐久性を測るテストです。紫外線や磨耗による劣化具合を行い、人工芝の性能をみます。グレースケールテストには、1級〜5級の階級があり、1級が一番性能が良い人工芝です。
ただし、市販されている人工芝ではグレースケールテストが実施されていないケースが多いため、専門店に依頼する必要があります。コストはかかりますが、長い目で見るとグレースケールテストの等級が高い人工芝を選ぶことも大切です。
8. プロに依頼する
人工芝はDIYで敷くことが可能です。しかし、自分で施工すると、細かな部分まで手が回らず、結果的に人工芝の劣化に繋がる可能性も否めません。
プロに依頼すれば、下地や人工芝選びの段階から適切な対応をしてもらえるので安心です。特に、複雑な地形に人工芝を敷きたい場合や水はけが木になるときは、プロに依頼すると良いでしょう。
まとめ
人工芝は、初めのうちはとても綺麗で生活に彩りを添えてくれます。しかし、管理を甘くみていると、あっという間に劣化してしまう可能性も否めません。
日頃からこまめに掃除をしたり、設置場所に気を配るだけで、10年程度は持ってくれるものです。長く綺麗な人工芝を楽しむためにも、メンテナンスを丁寧にするように心がけましょう。
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