人工芝に防草シートは不要？必要な理由は？

人工芝をきれいに敷くためには、防草シートが役立つと言われています。実際のところ、防草シートは必要なのか気になるという方は多いでしょう。

今回は、人工芝に防草シートを敷くべきか解説するとともに、必要とされる理由を紹介します。

※当社では、高品質人工芝の販売・工事を行っています。販売のみもOK。無料サンプル送付可能。どんな人工芝がいいか悩んでいる場合は用途や利用シーンを教えていただければご提案します。ご相談はこちらのページからお気軽にお願いします。

人工芝の特徴

人工芝は、ナイロンやポリエチレンなどのプラスチック素材を使って、天然芝のように作られたアイテムです。

天然芝と比べて管理がしやすく、日当たりに関係なく取り入れられるため、多くの家庭で活用されています。

ベランダや屋内など、土のない空間でも比較的簡単に敷ける点も魅力で、マンション住まいの方にも人気です。

一昔前までの人工芝は、見るからに人工物という感じがして毛嫌いする方も見られましたが、近年は本物と見間違うほど精巧な製品も増えており、快適なガーデンライフを楽しむ際に役立っています。

人工芝の大きな特徴は、天然芝とは異なり成長しない点です。そのため、芝刈りや水撒きなどをする必要がありません。

また、メンテナンスを施せば、長期間美しい芝目を楽しむことができます。

人工芝は、手軽に美しい庭を手に入れられるアイテムです。しかし、雑草対策に使えるものではありません。

人工芝を敷けば雑草が生えないと勘違いしがちですが、雑草を防ぐためには防草シートが必要です。一手間かかりますが、防草シートを敷かずに人工芝を導入しても、隙間から光が入り込むため雑草が生える可能性があります。

せっかく人工芝を敷いても、雑草が生えてしまえば草取りの手間がかかるほか、虫に悩まされることもあるでしょう。

一方、防草シートには光を遮断する役目があるため、雑草が生えにくくなります。防草シートを取り入れる際に初期投資は必要ですが、長い目で見れば管理にかかるコスト削減が可能です。

雑草を防ぐために大切なポイントは、光を遮断することです。しかし、人工芝には、排水をするために開けられた「透水穴」があります。

また、広いスペースに人工芝を敷く場合、一枚だけでは足りないため複数枚をつなぎ合わせるケースが一般的です。このとき人工芝の継ぎ目がずれてしまえば、光が差し込んでしまうでしょう。

そのほか、コンクリートや飛び石などの障害物と人工芝の境目も光が入りやすい場所です。

このように、人工芝だけを敷いても、光を完全に遮断することはできません。さらに、葉の先端が尖った雑草は、人工芝を破って生えてくることもあります。

そもそも、人工芝は景観を楽しむために作られたアイテムであり、雑草を防ぐ目的であれば、防草シートとの併用が欠かせません。

今回は、人工芝の下に敷く防草シートについて解説しました。人工芝は雑草対策を目的として敷くものではなく観賞用のアイテムです。

きれいな人工芝を保つためにも、施工前には必ず人工芝を敷きましょう。