ドッグラン用の人工芝おすすめは?長さ・デメリット・臭いは?
ドッグランは、愛犬が快適に過ごせるスペースのひとつとして人気があります。そのため、自宅の庭をドッグランにしようと検討している人も多いでしょう。
ドッグランには人工芝が役立ちますが、人工芝にはさまざまな種類があるので特徴を把握することが大切です。
そこで今回は、ドッグラン用の人工芝の特徴や人工芝を導入するメリット、デメリット、臭いの対策方法などを解説します。
目次
当社のペット用人工芝がおすすめ
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ドッグランにおすすめの人工芝の特徴3つ!長さは?
ドッグランに適した人工芝の特徴について、それぞれ解説します。
①クッション性が高い
犬が安全にドックランで遊ぶには、クッション性の高い人工芝がおすすめです。
特に、「ロングパイル」と呼ばれる芝丈の長い製品は、衝撃を吸収しやすいため、犬の足腰への負担を軽減できます。
また、ペットだけでなく子どもやお年寄りの転倒を防ぐのにも役立ちます。
②耐久性が高い
ドッグランは、犬や家族が走り回る場所であり、耐久性の高い人工芝が適しています。
高品質な人工芝であれば10年程度持つものもありますが、安価な人工芝の寿命は2〜3年と短いため注意が必要です。
屋外のドッグランに人工芝を敷く場合は、水に強いポリプロピレン素材の製品がよいでしょう。
③抗菌性が高い
ドッグランに敷いた人工芝は、犬のフンや尿で汚れる可能性があります。また、犬が芝葉を舐めることもあるため、菌やカビの繁殖も気になるところでしょう。
こうしたリスクを避けるには、抗菌性が高い人工芝を選ぶことが大切です。抗菌性のない人工芝と比べると、臭いやぬめりの原因となる菌やカビを抑制しやすくなります。
ドッグランに人工芝を使うメリット4つ
ドッグランに人工芝を敷くと、以下のメリットが得られます。それぞれのメリットについて解説します。
①衛生的に使える
地面が土のままのドッグランは、犬が遊びまわる際に土ぼこりが舞ったり、泥水で犬が汚れたりするリスクがあります。
一方で、人工芝の場合は汚れにくい点が大きなメリットです。雨が降ったあとに犬が遊んでも、シャンプーをする必要がなく、体を拭くだけで対処できます。
また、虫が発生しにくい点も人工芝の特徴です。公園や自然の中で遊ぶと、犬の体にノミやダニがつく恐れがあります。その点、人工芝であれば犬が転げ回っても害虫が付きにくく、安心して遊ばせることが可能です。
②犬が怪我をしにくい
人工芝は土と比べてクッション性が高いといった特徴があります。
硬い地面で遊ぶ場合、犬の爪に負担がかかりやすいほか、ツルツルした場所では滑って怪我をする恐れもあるでしょう。
また、ジャンプをして腰を痛める犬も少なくありません。毎日遊んでいれば、知らない間に負担がかかり思わぬ怪我をするケースも考えられます。
こうしたリスクを避けるうえでも、人工芝は役立つアイテムです。芝葉が長いタイプを選ぶと、より衝撃を吸収しやすいため、犬の足腰にかかる負担を軽減できます。
③一年中きれいな状態を保てる
ドッグランに天然芝を敷く方法もありますが、人工芝とは異なり冬になると枯れて見栄えが悪くなります。
一方、人工芝は枯れる心配がないため、一年中きれいな景観を保つことが可能です。製品によっては、一目見ただけでは人工芝と気づかないほどクオリティが高いものもあります。
天然芝は、成長に伴い芝刈りや追肥の手間がかかりますが、人工芝であれば、こうしたメンテナンスは不要であり、管理しやすい点もメリットです。
④コンクリートの上にも敷ける
人工芝は、土だけでなくコンクリートの上に敷くことも可能です。たとえば、ベランダをドッグランにしたい場合でも問題ありません。
また、床材の上にも敷けるため、屋内の一室をドッグランしてもよいでしょう。ライフスタイルや家の状況に合わせやすい点も、ドッグランに人工芝を敷くメリットといえます。
ドッグランに人工芝を使うデメリット3つ
ドッグランに人工芝を使う場合、デメリットもあるため把握しておくことが大切です。デメリットを具体的に解説します。
①設置に手間と費用がかかる
ドッグランに人工芝を敷く場合、設置の手間がかかる点がデメリットです。雑に設置してしまうと見栄えが悪くなるだけでなく、犬が引っかかって怪我をする恐れもあります。
また、できるだけコストを抑えようと安価な人工芝を選ぶと、すぐに傷む可能性があるため注意が必要です。
クッション性が高く、寿命の長い人工芝を敷くためには、ある程度の初期費用がかかる点は否めません。また、DIYが苦手な場合は、施工業者に依頼する必要があり、さらに費用がかかります。
②熱がたまりやすい
人工芝は、直射日光が当たると熱がたまる傾向があります。熱くなった人工芝のうえで遊ぶと、犬が熱中症になったり火傷をしたりする恐れがあるため注意しましょう。
暑い日にドッグランで遊ぶ際は、人工芝に水を撒いて熱を逃すことが大切です。また、直射日光が当たらないようにサンシェードを設けるのもよいでしょう。
真夏は、犬がドッグランで遊ぶ前に人工芝の温度を確認しておくと安心です。
③芝葉が抜けることがある
質の悪い人工芝を敷いた場合、犬の爪が引っかかって芝葉が抜ける可能性があります。
抜け落ちた芝葉を犬が誤って飲んでしまう恐れもあるため、人工芝を選ぶ際は丈夫で長持ちする素材を選ぶことが大切です。
たとえば、ポリウレタン素材でコーティングされた人工芝であれば、強度があるため芝葉が抜けにくく、寿命も長く持ちます。
ドッグランの人工芝の臭い対策方法
ドッグランに敷いた人工芝は、犬のフンや尿で臭いがつくことがあります。臭いが気になる場合は、以下の対策方法がおすすめです。
①洗い流して掃除する
人工芝が汚れた場合は、洗い流して掃除をしましょう。フンや尿がついた場所はぬるま湯ですすぐと臭いが落ちやすくなります。
汚れがひどい箇所は、ホワイトビネガーや重曹を使って洗浄するとよいでしょう。臭いや汚れがこびりつかないためには、その都度丁寧に洗い流すことが大切です。
洗浄剤を使うのもひとつの手段ですが、犬が舐めると悪影響を及ぼすものもあるため注意しましょう。
②トイレスペースを作る
ドッグラン内や近くにトイレスペースを作る方法もおすすめです。
具体的には、ドッグランの一角にレンガや縁石で区切ったスペースを設けて、砂や消臭砂利を敷き詰めます。
オスの犬を飼っている場合は、ポールを立てるのもよいでしょう。水栓と排水口を設けておくと、フンや尿をしたあとに洗い流しやすいため便利です。
ドッグランの人工芝の下地は?
ドッグランに人工芝を敷く場合、地面だけでなくコンクリートや床材が下地でも問題ありません。
地面に敷く場合は、下地をきれいに整地する必要があります。雑草や小石がある場合は、すべて取り除いて凸凹がないように注意しましょう。
取り除いたあとは、転圧機や靴のかかとで踏み固めて平らにします。その上に、透水性のある防草シートを敷くと、人工芝の隙間から雑草が生えるのを防げます。
また、水はけがよくなるため、雨水や掃除の水が溜まりにくく、臭いやカビ、菌などの防止にも役立つでしょう。
コンクリートや床材の上に人工芝を敷く場合も、ゴミや障害物を取り除いてから施工することが大切です。
人工芝と天然芝の違いは?
ドッグランに人工芝と天然芝のどちらを敷くべきか悩む人も多いでしょう。天然芝は生きた植物であり、時間とともに成長するため芝刈りや追肥などの管理が必要です。
また、冬季は枯れるため見た目が悪くなるほか、犬のフンや尿で枯れる可能性もあります。
一方で、人工芝は、主に合成樹脂で作られたフェイクグリーンです。天然芝とは異なり成長しないため、季節を問わず美しい状態を保てます。
また、芝刈りや追肥の必要がなく、比較的手間がかからない点も大きな特徴です。
人工芝 | 天然芝 | |
メリット | 一年中緑色できれい 管理の手間がかからない |
季節の違いを楽しめる 施工費用が比較的安い 夏場に熱くなりにくい |
デメリット | 施工費用が比較的高い 夏場や日光で熱くなる |
冬季は枯れる 管理しないと荒れる |
まとめ
ドッグラン用に人工芝を選ぶ際は、クッション性や耐久性の高いものを選ぶことが大切です。人工芝であれば、屋外だけでなくベランダや屋内にドッグランを設ける際にも役立ちます。
ドッグランをきれいに保つには、フンや尿をしたあとに洗い流したり、トイレスペースを設けたりといった工夫をしましょう。丁寧なメンテナンスによって、犬が快適に遊べる空間を保ちやすくなります。