人工芝にカビは生える?カビの原因と予防対策6個
人工芝を敷いた後に、多くの人が悩まされるのがカビ問題です。せっかくのきれいな緑の芝にカビが生えてしまえば、見た目が悪いばかりか、健康にも影響が及びます。いつまでもきれいな状態を保つためには、カビ対策が欠かせません。
こちらの記事では、人工芝にカビが生える原因や予防対策について解説します。
※当社では、高品質人工芝の販売・工事を行っています。販売のみもOK。無料サンプル送付可能。どんな人工芝がいいか悩んでいる場合は用途や利用シーンを教えていただければご提案します。ご相談はこちらのページからお気軽にお願いします。
人工芝にカビは生える?
最近の人工芝は、非常に材質がよく、裏面に水はけのための穴が空いているため、カビが生えにくい作りになっています。
特に、高品質な人工芝であれば、芝部分の表面にコーティング材が施されているので、防カビや抗菌効果が期待でき、より安心して利用できるでしょう。
そのため、使用方法やメンテナンス方法さえ間違わなければ、必要以上にカビの心配はありません。
とはいえ、中には透水性の悪い人工芝もあり、設置環境によってはカビが生える可能性もゼロではないので、原因や対策については押さえておくことが大切です。
人工芝にカビが生える原因
人工芝にカビが生える一番の原因は、なんといっても湿気です。
そもそも、人工芝は水が浸透しにくい素材で作られています。そのため、濡れたとしても、水はけがよく乾きやすい場所にあれば問題ありません。
しかし、コンクリートの上に敷いた人工芝や水はけの悪い土地に敷くと、人工芝に水が溜まります。その結果、人工芝にカビが生える可能性があるでしょう。
また、人工芝の上に、バケツやガーデニングテーブルなどを置きっぱなしにしておくのも要注意です。人工芝の通気を遮るものを置いてしまうと、カビの大敵とも言える湿気がこもってしまいます。結果的に、水溜まりができるのと同じで、人工芝の乾きが悪くなり、カビが生えやすくなるでしょう。
そのほか、人工芝を敷いている地面が凸凹していると、水はけが悪くなるのでカビの原因となります。
人工芝の選び方
※弊社の商品例
人工芝をきれいに保つには、選び方も大切です。まず、水はけのいい素材の人工芝を選ぶようにしましょう。
例えば、ポリエチレンやポリプロピレンが素材として使われている人工芝なら安心です。反対に、ナイロンは吸水性が高いためカビが生える可能性があります。
人工芝を選ぶ際は、素材に注目して選ぶことが大切です。ただし、安価なポリエチレンやリサイクル素材は、カビが生えるケースも少なくありません。多少値段が高くても、長い目で見て品質のいい人工芝を選ぶことは、カビ対策においても大きなポイントとなります。
もう一つ、欠かせないポイントが透水穴の有無です。ほとんどの人工芝には、透水穴が開いています。
しかし、安価なものや古いタイプのものだと空いていないケースもあるでしょう。また、透水穴が開いていたとしても、あまりにも間隔が空いている場合、水はけが悪くなりがちです。人工芝を選ぶ際には、裏面にも注目しましょう。
※当社のリアル人工芝商品一覧はこちら。無料サンプル送付可能。品質の高いものを揃えています。商品のみの販売も行っています。
人工芝のカビ予防対策6個
1. 地面の水はけをよくする
そもそも、人工芝の土台となる地面の水はけが悪いと、カビの発生原因となります。例えば粘土質の土だと水が溜まりやすくなるので、その上に砂を敷くことが大切です。
また、水が流れやすくなるように水勾配をつけておくと、水が溜まりにくくなります。ベランダなどコンクリートの上に敷く時も、水はけ対策をしてから人工芝を敷くようにしましょう。
2. 地面の凸凹をなくす
※弊社の人工芝施工事例の整地完了後
人工芝を敷く前に、地面の凸凹を平らにならすことが大切です。凸凹がある状態で人工芝を敷くと、水が溜まりやすくなりカビの原因となります。
また、見た目にもきれいとはいえないため、凸凹をなくすことは欠かせません。土台となる地面に、左官砂や山砂を敷き、踏み固めて転圧することを忘れないようにしてください。その上で、きれいに人工芝を敷くと、カビが生えにくくなるでしょう。
3. メンテナンスをする
人工芝は、天然芝のように成長するわけではないため、芝刈りをしたり水やりをする必要はありません。とはいえ、ゴミやホコリを放置してしまうと、透水穴に詰まって水はけが悪くなります。
毎日掃除をする必要はありませんが、定期的にゴミを拾ったり、水で洗い流して、しっかりと乾かしておく程度のメンテナンスは必要です。きれいにメンテナンスをすれば、人工芝がより長持ちするでしょう。
4. ジョイントタイプの人工芝を使う
人工芝には、ジョイントタイプとロールタイプがあります。ジョイントタイプは、ロールタイプに比べて継ぎ目が目立ちやすいといったデメリットがありますが、水はけばロールタイプよりも長けているでしょう。
万が一、カビが生えたとしても、一部分だけを新しいものと交換すればいいので、経済的にもおすすめです。特に、水はけの悪い場所に人工芝を敷きたい時に活躍します。
5. 水が流れやすい状態で固定する
特に、バルコニーやベランダなど、土がない場所に人工芝を敷く時は、水の流れを遮らないようにすることが大切です。
例えば、排水口に水が流れやすくするように、人工芝を固定する際は、水の流れと平行になるように接着剤をつけるようにしましょう。
また、足になる部分が排水口を塞いでしまうと、水が溜まってしまうのでカビが生えやすくなります。排水口の位置を気にしながら設置することが大切です。
6. 抗菌性能があるタイプの人工芝を使う
最近は、よりリアルで機能性の高い人工芝が増えています。中には、抗菌性能が高いものも多くあり、カビ対策には欠かせません。
一般的な人工芝よりも、抗菌性が高いものの方がカビの発生を抑えてくれます。とはいえ、より安心して使うためには、メンテナンスも欠かせません。また、水はけのいい場所に設置することも大切です。
※当社でも抗菌性のある人工芝を取り扱っています。ペットやお子様がいる家庭でも安心です。
ベランダやコンクリートの人工芝のカビ対策
ベランダやコンクリートなど、土がない場所に人工芝を敷く場合は、まず設置面の掃除が欠かせません。ゴミや砂を掃いて取るだけではなく、デッキブラシを使ってこすり洗いをするようにしましょう。
洗い終えたら、水気が全て乾くまで待ちます。そのため、天気のいい日に下準備をすることが大切です。この一手間が、人工芝を長持ちさせてくれます。
その上で、透水穴がしっかり空いた人工芝を選んで設置していきましょう。この時、排水口を塞がないように注意して、水が流れやすい向きに設置していくのがポイントです。
また、使用している段階で芝が寝てしまうため、時々、デッキブラシや手を使って芝を起こすようにしましょう。寝たままにしておくと、水が詰まりやすくなります。
まとめ
最近の人工芝は性能がいいので、カビが生えにくいタイプも多く出ています。とはいえ、湿気がこもる場所に敷いたり、メンテナンスを怠ればカビが生える可能性もあるでしょう。
きれいな状態で長持ちさせるためには、品質のいい人工芝を選び、施工やメンテナンスにも注意を払うことが大切です。